訪問歯科診療 女性医師がお伺いいたします。
訪問歯科診療は高齢で寝たきりで介護を受けている方など、歯科医院へ通院が困難な患者様のご自宅、または介護施設へお伺いして、歯科治療を行う診療行為です。
訪問歯科診療は、主に歯科医師、歯科衛生士、歯科助手などの専門スタッフがお伺いします。
訪問歯科診療には保険が適用されます。
訪問歯科診療でできる治療
虫歯治療・義歯作成・抜歯・歯周病治療・歯石除去・入れ歯・嚥下訓練・嚥下指導・・・など。
お申し込みと診療の流れ
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お申し込み
お申し込みお電話/FAXで承ります。患者様ご本人、ご家族、または介護者の方からもお申し込み頂けます。
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訪問日の決定
お申込者の希望に沿って訪問日と時間を決定します。
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訪問診療当日(治療の開始)
訪問診療当日初診時には、各種保険証をご提示下さい。
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治療終了
アフターケアの説明を致します。
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定期検診
定期的にお伺いして歯科検診を行い、入れ歯の微調整・歯石除去などを行います。
訪問診療は、保険で診療ができます。
- 後期高齢者の方
75歳以上の方、65歳以上の方で広域連合から障害認定を受けた方
→定率1割自己負担(現役並所得者の方は3割負担)- 前期高齢者の方(65歳から74歳の方)
→65歳から69歳までの方はお持ちの保険証に準じて自己負担
→70歳から74歳までの方は2割もしくは3割自己負担
(但し、2割自己負担者は平成23年3月まで1割負担)- 障害者、生活保護の方
→各市町村の減免と同じ取り扱いです。
訪問診療のQ&A
訪問歯科を利用したいのですが、どうすればいいですか?
045-989-1818へお掛けいただき、「訪問歯科を利用したい」とお伝えください。
当院スタッフより「お名前」「お口の症状」「ご住所」「ご連絡先」「訪問日程のご都合」等をお尋ねします。一旦電話を切り、その後現場担当の者より訪問日程をお伝え致します。
申し込んでからどれくらいで来てもらえますか?
基本的には一週間以内に伺います。
ただし、患者様の他介護・医療サービスの利用やご家族様の諸事情等により、訪問可能な曜日・時間帯が極端に狭まる場合は、スケジュール調整に2週間くらいの期間をいただく場合もございます。
治療の際に何か用意するものはありますか?
患者様がお持ちの保険証、いま現在服用されているお薬、印鑑をご用意ください。
また水と電源をお借りいたします。
女性何人で来られますか?
歯科医師1人と歯科衛生士1名の計2名でお伺いいたします。
1回の治療時間はどれくらいかかりますか?
治療の内容によりますので、その都度変わります。
患者様のお体の状態を考慮してご負担にならないよう治療を進めてまいります。
生活保護を受けていますが治療してもらえますか?
はい大丈夫です。福祉事務所より医療券と介護券の発行がされればご負担金はかかりません。
入院先の病院、入所先の施設へ治療に来ていただくことはできますか?
はい訪問できます。
ただし、病院・施設へ当院が入室することの許可を事前にとる必要があります。
認知症のため拒否や抵抗があるかもしれないが来てもらえますか?
はい大丈夫です。当院の歯科医、スタッフは、認知症の方への接し方や治療の進め方など充分に経験を積んでおりますのでご安心ください。
手が出るなど激しく暴れる方に関しては、ご家族様にもご協力していただく場合があります。
やはり家族の立ち会いは必要でしょうか?
基本的には立ち会っていただかなくても大丈夫です。
ただし、拒否の強い患者様や意思の疎通が難しい患者さまの場合は立ち会いをお願いする場合もあります。
入れ歯を作りたいのですが、どれくらい期間がかかりますか?
スムーズに治療が進んだとして、型どりから完成までに週1回の頻度で訪問し5~6回かかります。入れ歯はすぐにはお口に馴染まないため、その後は入れ歯の調整を数回行います。
入れ歯の調整には個人差があります。
いま使っている入れ歯の調整や修理だけでも来てくれますか?
はい大丈夫です。訪問歯科は入れ歯治療の方が8割を占めます。入れ歯の調整はもちろんバネの微調節だけでも対応します。
口腔ケア(リハビリ)だけを利用することは可能ですか?
可能です。
高齢者の口腔ケア
高齢者の口腔ケアにはいくつか注意点があります。このページではブラッシング方法等を詳しくご紹介します。ベルデンタルクリニックでは口腔ケア専門の歯科衛生士が歯科医師の診断の元に個別の指導プランを作成いたします。
ベルデンタルクリニックの高齢者への口腔ケアとは?
週に1度、歯科医院に通院できない患者様のご自宅にお伺いして、お口の中の環境を清潔に保つために行うブラッシングや、食べ物をおいしく食べる為の運動(リハビリ)等、総合的なことを実地指導しています。
基本的な高齢者の歯の磨き方
特に、うがいの際に誤嚥(誤って気管に入ってしまうこと)に気をつけます。
ブラッシングに必要な道具をそろえておき、手早くブラッシングが行えるようにしておきましょう。
安定して座り、少し前かがみになります。
座ることが難しい方は背中の下に枕などを置いて、体が30℃程度起き上がるようにしす(誤えんやむせの予防になります)。
どうしても起き上がれない場合は身体を横向きにして顔を少し下に向けましょう。
自分でうがいができない場合は、指で頬を下げて水が流れるように溝を作りぬるま湯を流して洗いましょう。
ブラッシングの基本
ブラッシングの基本は、汚れの残りやすい奥歯の溝、歯と歯の間、歯と歯ぐきの境などを歯ブラシを細かく動かして1本1本磨くようにします。
また、入れ歯をご使用の方は必ず入れ歯をはずして残っている歯をブラッシングします。
入れ歯は傷つけないよう、丁寧に洗浄します。
特に部分入れ歯のバネの部分は汚れが落ちにくいので気をつけましょう。
こんなことに注意しましょう
- できるだけ楽な姿勢で、お口の中をよく見てブラッシングしましょう。
- 歯ブラシなどでお口の中を傷つけないように注意しましょう。
- うがいなどの時に誤えんの無いように気をつけましょう。
- 歯ブラシなどをお口の奥まで入れるとおう吐しやすくなるので注意しましょう。
- 苦痛を最小限にするようにこころがけましょう。
基本的な口腔ケアのプラン
- 虫歯の予防処置を行う
- 歯肉(歯ぐき)・舌などの病気を予防する
- 臭予防(細菌の繁殖を防ぐ)
- 口腔内乾燥症の予防を行う
- 口腔衛生の向上によって味覚を向上させる
- 味覚の向上によって食欲を増進させる
- 咀嚼時の誤嚥による「誤嚥性肺炎」を予防する
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- 食物をよく咀嚼(かむ)する
- よく咀嚼することで唾液量を増加させる
- よく咀嚼し、唾液量の増加によって消化吸収の促進
- 口腔、顔面などの機能を保持させる
- よく噛むことで、脳へ刺激を与える
↓
- 味覚の向上や食欲増進で食事が楽しくなる
- 栄養を取り込むことで体力を向上させる
- 体力の向上から身体機能の回復を目指す
- 体力、身体機能の回復から積極性が増す
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QOL(生活の質)の向上。
お口の健康は、QOLの向上につながります!